「めがね」は海辺の町へ行った気分になれて、たそがれを思い出させてくれる映画です。
大人気となった前作の「かもめ食堂」が好きな方にもおすすめできます。
出演は小林聡美さんを始め、スタッフも前作から引き継がれているので、ゆったりした雰囲気も存分に楽しめます。
少し前の映画になりますが、この作品のあらすじや見どころをご紹介します。
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作品情報
基本情報
「めがね」
公開 2007年
上映時間 1時46分
ジャンル ドラマ
キャスト
小林聡美(タエコ)
南の海辺にやって来るタエコを演じているのは、小林聡美さんです。
映画の「かもめ食堂」や「マザーウォーター」、ドラマの「すいか」、「山のトムさん」などの人気作品にも出演しています。
「かもめ食堂」のあらすじや見所はこちら≫「かもめ食堂」フィンランドのゆったり感に癒されるおすすめ映画
市川実日子(ハルナ)
高校の教師ハルナを演じているのは、市川実日子さんです。
モデルでもありますがや女優として映画やドラマに活躍されています。ドラマ「アンナチュラル」と「凪のお暇」にも出演していました。
他の出演者はこちらの方々です。
加瀬亮(ヨモギ)
光石研(ユージ)
もたいまさこ(サクラ)
薬師丸ひろ子(森下)
ケン(犬のコージ)
監督
監督は「かもめ食堂」、「トイレット」、「彼らが本気で編むときは」などの荻上直子監督。
私は荻上監督の作品が好きで、特に「かもめ食堂」と「めがね」の大ファンです。
あらすじ
南の海の近くに「ハマダ」とういう宿があります。
タエコは、初めてその宿にやって来ました。
宿主のユージと愛犬のコージに出迎えられますが、どことなくマイペースな宿主。
その宿には、めがねをかけた謎の女性やハルナという高校教師もやってきます。
タエコは何日かそこで過ごしたものの、なぜか違和感を感じていました。
そして、宿を出て行くことにします・・・。
映画の見どころ
「めがね」というタイトルからは想像できないようなストーリーですが、映画の中では心地良い空気が流れています。
タエコの心の変化
映画は鹿児島の与論島で撮影されています。
観てもらうとすぐに分かるのですが、海や砂浜の風景、自然豊かな景色に日常を離れた気分になれます。
見どころの一つは、物語の主人公であるタエコの心がどういう風に変わっていくかだと思います。
タエコは、最初から「ハマダ」に馴染めていたわけではありませんでした。
そんなタエコも海辺でのゆっくりとした時間を自由に過ごしていくうちに、心の変化が出てきます。

映画を観ていると、日常の中で忘れてしまいそうになる「たそがれ」の時間を思い出させてくれます。
サクラという人物
謎の女性サクラを演じているのはもたいさんですが、サクラの役柄ともたいさんの人気度が私の中でかぶってました(笑)
サクラだけではありませんが、この物語では言葉だけでなく表情や仕草で相手に伝えるシーンが多く観られます。
その先は「表情や仕草、雰囲気で感じ取ってね」、みたいな所です。
あの絶妙な雰囲気は、もたいさんにしか出せないので、そのあたりのシーンも注目してみてほしいですね。
映画のジャケットにもなっているのは、みんなでメルシー体操をしているところです。
その体操も、サクラという役ではあるのですが、何だかもたいさんらしい感じがしました。

謎な人達
物語の中にはタエコの他に、先程も触れたサクラや、ヨモギ、ハルナといった人物も登場します。
みんなその場に馴染んでいるような感じなのですが、一人一人を見ていくとそれぞれに個性がありました。
ハマダの宿主であるユージも、自然体すぎて少し天然ぽいところもあり、憎めない役どころです。
犬のコージも名前で勘違いしてしまう人も多いと思いますが、

終わりに
この映画を観ていると、私もそこにいるかのような雰囲気になっていました。
すっかり映画の中のゆったりペースになり、綺麗な海を見ながら砂浜でたそがれているような気分にもなれます。
ちなみに、監督自身が普段めがねをかけていて、他の出演者もめがねをしていたことから、この映画のタイトルにしたそうです。
所々に出てくる思わず食べたくなるような美味しそうな料理も見逃せません。

実際に海辺の町に行くことができなくても、海辺に行ってゆったりとした時間を味わえるような映画です。
普段のんびりしたいのに、時間が取れなくて遠くに行けない方にもおすすめです。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものになります。
最新の配信情報は、各公式サイトでご確認ください。