以前に『シンクロちゃん』と『うまくいきそうでいかない理由』という本を、こちらのブログで紹介しました。
本の内容を、私は実際に普段の生活の中に取り入れています。
続けているうちに、いろんな発見や気づいたことが出てくるようになりました。
人によって生き方も経験してきたことも違うので、感じ方はそれぞれ違ってくると思います。
今回は、本の内容の実践編ということでご紹介します。
自己肯定感を高める10秒ワーク
実践してみた内容を書く前に、この記事を初めて読むという方のために、簡単にご説明したいと思います。
今回ご紹介する本の著者は、コンサルタントやセミナーで活躍されている佐藤由美子さんという方です。
「シンクロちゃん」
私が最初に読んだのは、『シンクロちゃん――一瞬で人生を変える「10秒スイッチ」の法則』という本でした。
「10秒スイッチ」を初めて知る方は、こちらの本を先に読むと理解しやすいと思います。
漫画形式になっているので、具体的にイメージしやすかったです。
人ってうまく前向きに考えられる時もあれば、なんだか後ろ向きに考えてしまう時もあると思います。
ずっと前向きでやる気に満ちた状態であればいいのですが、そうでない時もあります。
そのそうでない時の自分は、〇か×かで言ったら、普通に考えたら×になってしまいます。
ですが、『シンクロちゃん』という本の考え方では、そんな×の自分にも「〇」をつけてあげて良いんです!
これは、ほんの何秒かでできることなので「10秒スイッチ」と言われています。
どんな時の自分にもOK!を出して、自分で自分を認めてあげます。
『シンクロちゃん』について詳しくは、こちらをご覧ください。
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全てにOKが出せれば、どんな自分でも大丈夫!と思える
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『うまくいきそうでいかない理由』
そして、『シンクロちゃん』の内容をもう少し深く掘り下げて書かれているのが、『うまくいきそうでいかない理由』という本になります。
こちらの本では、基本的な考え方は同じなのですが、もう少し詳しい内容になっています。
こちらも短い時間でできることなので「10秒ワーク」と言われています。
具体的には以下の内容になります。
10秒ワーク
①夜の自分から朝の自分に教える
②人生の分岐点にいる自分へ情報を教える
引用 : 『うまくいきそうでいかない理由』
最初は、夜の自分がその日の朝の自分に、今日あったことを教えていきます。
この①だけでも充分効果があるみたいです。
さらに②もやっていくと、自分の成長に気づけたり、自分のことを認めてあげられるようになっていきます。
そうしていくうちに、だんだんと自己肯定感が高まっていくそうです。
『うまくいきそうでいかない理由』については、こちらを参考にしてください。
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10秒ワークで自己肯定感を高める!自分を味方につける生き方とは
続きを見る
10秒ワークを実践してみる
それではいよいよ実践ということで、10秒ワークをしてみて気づいたことをご紹介します。
本を読んでいるうちに、「私もやってみたい!」と思い、早速読んだその夜から10秒ワークを実践してみることにしました。
「夜の自分から朝の自分に教える」から実践
私は、最初に①の「夜の自分から朝の自分に教える」をやってみることにしました。
夜の眠る前に、その日の朝の自分をイメージして伝えていきます。
しばらく続けていると、その日あったことや起こったことを言葉に置き換えることによって、自分ができたことや成長していることにちゃんと気づけるようになりました。
できたことや成長していることに、自分で「〇」をつけてあげることで、嬉しい気持ちになったり、褒めたくなったり、自分のことを喜んであげられるようになりました。
もしかしたら、このワークを続けていたら、1日、1年といった月日の流れの中で、今よりもっと自分の成長に気づけるんじゃないかと思います。
本の中にも書かれていますが、確かに未来の自分が過去の自分を応援してくれているような感じになります。
人生っていろんなことがあると思うのですが、どんな状況でも自分自身が一番の味方になってくれているようにも感じました。
先行きの不安な気持ちも減ってくるのではないかと思います。
次は「人生の分岐点にいる自分へ情報を教える」を実践
繰り返しになりますが、10秒ワークは①だけでも効果があるみたいです。
私は②の「人生の分岐点にいる自分へ情報を教える」もなんとなく気になったので、やってみることにしました。
人生には、「あの時違う方を選べば良かった・・」とか、「あの時は辛かった・・」などいろんなことがあったと思います。
その分岐点があったことに対して、言語化して今の自分が過去の自分を認めてあげます。
そうすると、過去、現在、未来が繋がって、人生の中で起こった失敗と思っていた出来事にOKが出せるようになります。
誰にでもある人生の分岐点
本の中で「セキュアベース」と言う言葉が出てきます。
《セキュアベースとは》
心の安全基地のことで、イギリスの心理学者、ジョンボウルビィの発達心理学の研究から導き出された理論です。
引用 : 『うまくいきそうで行かない理由』
短いような長いような、もう10年以上も前のことになります。
私自身の人生の分岐点となった出来事がありました。
母が亡くなってからというもの、心にポッカリ穴があいたようで、なかなか悲しみから逃れることができない時期がありました。
何でも相談できて味方になってくれる母だったので、まさに私のセキュアベースだったんだと思います。
母が亡くなってから、私はそのセキュアベースを失い、自分の体調も崩すことになり、気持ちの面でも悲しみでいっぱいになってしまいました。
当時は、自分にかなり無理をさせていて、ご飯もちゃんと食べていなかったような気がします。
この人生の中の分岐点を振り返ってみて、・・・母に気持ちの面でも頼りきっていたことに気づかされました。
今はもちろんご飯もちゃんと食べているし、今の自分からその時の過去をみていくと、少しずつ前に進んでいる私がいました。
もし、この10秒ワークを過去の私が知っていたら、もっと違う過ごし方ができたのではないかと思っています。
今思えばですが、もう少し自分を大事にできただろうし、うまく自分の気持ちを解放してあげられたような気がしています。
でも、10秒ワークをしていると、その時はそれで良かったんだと、そう過ごすしかなかったんだと思えるようになりました。
このこと以外にも、他のいろんな自分の人生の分岐点に対しても、新たな発見や気づいたことが出てきました。
10秒ワークをしていると、ふとした時に今の自分から過去の自分に繋がっていることに気づけたりします。
自分の中で、あの過去に感じていた気持ちや感覚は「そういうことだったのか」と分かることもあって、なんだか不思議な感覚なんですよね。
10秒ワークを生活の中に取り入れる
10秒スイッチも10秒ワークも、基本的には同じことなんですが、私は生活の中でこのように取り入れています。
日々のいろんな気持ちや出来事に対しては、「10秒スイッチで自分にOK」を出しています。
そして「夜の自分が朝の自分に教える」というワークも、沢山の出来事があっても日によって一つだけにするとか、無理しない範囲で続けています。
終わりに
10秒ワークというのは、自分の意識の向け方を少し変えるだけで、どんな人にもできることだと思います。
しかも人生がうまくいっている人というのは、こういう考え方が自然とできているんだそうです。
自分の性格とか本質を変えるのは難しいと思いますが、意識を少し違う方へ向けるだけなら、誰でも自然にできるのではないでしょうか。
しかも、自分を認めてあげられるようになると、他の人も認めることができる感じがします。
自分に優しくできるようになるので、どちらの本もおすすめです。