今回は、東野圭吾さん原作の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」をご紹介します。
過去と現在で手紙のやり取りをしているという不思議な話になります。
登場人物たちと一緒に、未来への希望が持てるような、観た後も良い余韻に浸れるおすすめ作品です。
目次
作品情報
基本情報
「ナミヤ雑貨の奇蹟」
公開 2017年
上映時間 2時間9分
ジャンル ドラマ、ファンタジー
キャスト
山田涼介(矢口敦也)
3人の中でリーダー的存在の敦也を演じているのは、Hey!Say!JUMPの山田涼介さんです。
映画の「暗殺教室」や、ドラマの「金田一少年の事件簿N(neo)」などに出演しています。
村上虹郎(小林翔太)
3人の中で少年ぽい翔太を演じているのは、村上虹郎さんです。
映画の「2つ目の窓」、ドラマの「この世界の片隅に」などに出演しています。
寛一郎(麻生幸平)
大柄だけど気が弱い幸平を演じているのは、寛一郎さんです。
映画の「菊とギロチン」や、ドラマの「グランメゾン東京」などに出演しています。
西田敏行(浪矢雄治)
ナミヤ雑貨店の店主、浪矢雄治を演じているのは、西田敏行さんです。
映画などでお馴染みの「釣りバカ日誌」や、ドラマの「ドクターX~外科医・大門未知子~」など多くの作品に出演しています。
他の出演者はこちらの方々です。
萩原聖人(浪矢貴之)
成海璃子(皆月暁子)
PANTA(皆月良和)
林遣都(松岡克郎・魚屋ミュージシャン)
門脇麦/鈴木梨央(水原セリ)
菜葉菜(川辺みどり・グリーンリバー)
山下リオ(川辺映子)
尾野真千子(田村晴美・迷える子犬)
吉行和子(田村秀代)
手塚とおる(刈谷守)
原作
原作は、2012年に出版された東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)」です。
原作には映画に出てこなかった全てのストーリーが載っています。
東野さんと言えばミステリーやサスペンス小説が有名なので、ご存知の方も多いと思います。
「容疑者Xの献身」や「マスカレード・ホテル」など、多くの作品が映画化されています。
監督
監督は、映画「雷桜」や「PとJK」、「ママレード・ボーイ」の廣木隆一監督です。
廣木監督は、この他にも沢山の恋愛映画を手掛けています。
あらすじ
以前「ナミヤ雑貨店」というお店があった空き家に辿り着いたのは、敦也、翔太、幸平の3人でした。
彼らは同じ児童養護施設の「丸光園」で育った仲間で、自分達の未来にどこか希望が持てないでいました。
誰もいないはずなのに、雑貨店のシャッターの郵便口から手紙が入ってきました。
・・・それは32年前から届いた手紙。
そのお店では、かつての店主浪矢雄治が悩み相談の手紙を受けていました。
最初は過去から届くなんて信じていなかった3人でしたが、次第に手紙の相談に真剣に向き合っていくようになります。
そして、彼らにもある変化が訪れます・・・。
映画の見どころ
物語は現在と過去が交互に映し出されていくのですが、過去の町並みがレトロ感があって、懐かしいようなホッとするような雰囲気があります。
現在と過去が手紙で繋がる?
この映画の見どころは、現在と過去が手紙で繋がることで起きていく「奇蹟とも言える出来事」です。
現在と過去が交互に入れ替わるのですが、話の展開がゆっくりしているので、自然と物語に引き込まれていきます。

敦也を演じているのはジャニーズの山田涼介さん、翔太は村上虹郎さん、幸平は寛一郎さんが演じています。
3人のシーンも多いのですが、昔から知り合えてるという雰囲気が演技からも伝わってきたように思います。
彼らが過去にいる人達と、手紙のやり取りをすることで起こっていく変化も見逃せません。
ナミヤ雑貨店の店主「浪矢さん」

浪矢さんは西田敏行さんが演じていますが、役にピッタリ合っていました。
子ども達や近所の人達と気さくに話す姿からも、浪矢さんらしい人柄がうかがえます。
浪矢さんは一つ一つの悩みに、時にはユーモアに、そして深刻な内容の相談には真摯に返事を書いてきました。
それは回答する場所にも表れています。
悩み相談は、見られてもいいような内容は掲示板に返事を貼っていて、深刻な悩みはお店の横にある牛乳ポストに入れられていました。
一人一人の手紙に向き合ってきた浪矢さん自身の物語も見どころになっています。
そして、かつて浪矢さんが相談の返事を書いた「グリーンリバー」さんのその後の話にも注目してみてほしいですね。
過去にいる浪矢さんから届いた手紙
空き家になっているナミヤ雑貨店に相談の手紙を入れたのは、「魚屋ミュージシャン」と「迷える子犬」の2人です。

こちらの2人は敦也、翔太、幸平ともある繋がりのある人達でした。
ここで詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので、控えたいと思いますが、観ていくうちに「そういうことだったのか」と納得できると思います。
敦也は本当に過去に手紙が届くのか、試しに「白紙の紙」をシャッターの郵便口から入れてみます。
入れたはずの紙は、翔太達のいるシャッターの中へは入ってきませんでした。
その紙は、過去に存在している浪矢さんの雑貨店に届いていました。
そして、その白紙の手紙に浪矢さんが返事を書くんです。
その手紙の返事の内容がすごく良いので、そこも見どころです。
私も自分に当てはめて聞き入ってしまいました。
歌詞が心に響く「REBORN」
見どころに付け加えたいのは、「REBORN」という歌です。
聴いてもらうと分かるのですが、心に響く素敵な歌なんですよね。
「REBORN」はこの作品のキーワードにもなっていて、主題歌として歌っているのは山下達郎さんです。
敦也達と同じ丸光園で育ったセリ役の門脇麦さんが劇中でも歌っています。

終わりに
実は、こちらの作品を観る前にいくつか映画を観ていたのですが、私には内容が衝撃的だったり、観た後の余韻がいまいちだったものが続いていました。
どれも観たかった映画なんですけどね。
なので「ナミヤ雑貨店の奇蹟」もあまり期待していなかったのですが、・・・観た後も心地よい雰囲気が残っていました。
おそらく映画館で観ていたら、席から離れるまでに時間がかかっていたかもしれません。
映画っていろいろ好みはあると思いますが、観てみないと分からないことって沢山ありますね。

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※本ページの情報は2021年12月時点のものになります。
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