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経験してみて分かった病院と薬局の医療事務の仕事の違い

受付

皆さんは医療事務という仕事をご存知でしょうか。

病院や薬局の窓口で働いている方を見かけたことがあるのではないかと思います。

私は勤務形態は違うものの、病院と薬局で働いた経験があり、医療事務の仕事でも働く場所によって違いがあることが分かりました。

その違いを今回の記事でご紹介したいと思います。

医療事務の仕事に興味を持っている方や実際の仕事内容を知りたいという方は参考にしてみてください。

医療事務の仕事

医療事務は、特に女性に人気がある職業です。

人気の理由は、結婚しても長く続けられて、引っ越しをしてもその地域の病院や薬局などで働くことができるからです。

仕事は、受付から会計などの接客対応からレセプト業務などの専門的なものまで幅広い業務があります。

 

皆さんも病院にかかって窓口で支払いをしたことがあると思いますが、全ての診療は決められた点数で計算されています。

初診料や再診料などの点数は決まっていて、1点が10円になります。

保険証を確認して、初診料や薬などをパソコンに入力してから会計を出します。

計算はパソコンに入っている医療用のソフトウェアがあるので、入力していくと自動的に合計を出すことができます。

 

医療事務の仕事の中で最も重要なのは、レセプト業務になります。

レセプトとは診療報酬明細書のことで、薬局の場合は調剤報酬明細書と言われています。

毎日の診療を月末で締めて、月初めの10日までに健康保険の保険者にレセプトを提出します。

 

例えば、窓口で支払うのが1~3割であれば、残りの7~9割をレセプトの提出で保険者に請求することができます。

特定疾患や障害などの公費で窓口負担が0の場合は、10割の分をレセプトで請求します。

これらが病院の収益となり運営資金の基本となっています。

 

病院の仕事

それでは、私の経験を基に病院の仕事からご説明していきたいと思います。

病院といっても、診療の科や外来、入院がある所によっても違いが出てくるので、一つの例として見て下さい。

病院の勤務形態

勤務形態

正社員 週5日勤務 土日祝日は休み

病院で働いていた時は正社員としての勤務でした。

平日は勤務日で、土日祝日に限っては基本的には休みですが、病院は開いているので交替で出勤していました。

出勤した分の休みは代休として取ることができました。

休憩はお昼休みの1時間になります。

 

病院の仕事内容

仕事内容

  • 受付、会計
  • 問診票(初診)
  • レセプト業務
  • 電話対応
  • 来客対応
  • 掃除
  • 案内文書作成
  • 備品の管理など

病院の医療事務の仕事では、受付や会計といった基本的な仕事と同時に患者さんからの質問にも答えていきます。

 

私の働いていた病院は外来も入院もあったので、場所を教えてほしいとか、担当の先生に聞き忘れたことがあるとか、予約した日を変更したいなど本当に色々なことを窓口で聞かれました。

場所を説明したり、時には案内したり、先生に確認を取ったりすることもよくあります。

 

レセプト

先程も少し触れていますが、レセプト業務は医療事務の仕事の中でも大切な役割があります。

月末に締めたら、月初めのレセプトを提出するまでにする確認作業があります。

病名が抜けていないかや、件数や金額が合っているかなどを確認して集計と合わせます。

 

ここが一番大変な業務かもしれません。

件数や金額が合わないと、合うまでどこが違うのか調べていくことになります。

一度でピッタリ合うこともあれば、なかなか合わずに残業をすることもあります。

間違いが多かったのは、月の途中で保険が変わり、負担割合が新しい割合になっていなかったことです。

あとは、公費に変わって負担がないのに負担額が入ってしまっていたということもありました。

 

こうしてしっかり確認してもレセプトが戻ってくる(返戻)ことがあります。

例えば、病名が抜けていたり、保険番号が違っていたりすると戻ってきてしまいます。

この場合は、先生に確認したり、正確な保険番号に正しく訂正すれば、また保険者へ請求することができます。

 

その他の業務

細かい仕事になりますが、机の上を拭くような簡単な掃除や、お茶を淹れたり、院内放送、病院のイベントの案内状を作成したり、在庫の少なくなっている消耗品などの備品を補充したりと雑務的なこともしていきます。

 

病院の仕事の中で、クレーム対応をすることもあります。

これも最初の頃は上手く対応できないかもしれませんが、先輩方の対応の仕方やアドバイスなどを聞いて経験を積んでいくしかないと思います。

詳しくは、私の新人時代の失敗談を載せているこちらの記事をご覧下さい≫「新社会人になって大変なことは?全てのことが決して無駄にならない話

 

薬局の仕事

次に薬局の仕事についてご説明します。

薬局の場合、一般的には医療事務というより調剤薬局事務と言われることが多いです。

と言っても働いてみた感じでは、特に違いはないと感じました。

薬局の勤務形態

勤務形態

パート 週4日勤務 午前or午後

薬局ではパート勤務だったので、曜日や時間帯は希望の日時を選ぶことができました。

 

午前の勤務時間帯は10~15時までなので、休憩が取れることもありますが、ちょうど忙しくなる時間帯なので、そのまま通しで勤務することのほうが多かったです。

なので、簡単に小腹を満たせるようなお菓子やゼリー飲料などを持っていってました。

午後の15~20時の勤務時間帯は、患者さんが多い時は少しだけ延長することもありましたが基本的には時間通りに帰っていました。

 

薬局の仕事内容

仕事内容

  • 受付、会計
  • 問診票(初診)
  • レセプト業務
  • 伝票(薬品)の入力
  • 掃除
  • 備品の在庫管理など

薬局での仕事は、患者さんから受け取った処方箋の内容をパソコンに入力していきます。

これは病院でも同じですが、月に1回は保険証が変わっていないか確認もします。

薬局では、処方箋の入力がメインになります。

 

曜日や時間帯によって患者さんが集中する時があります。

それは、病院の休みや診療時間にも影響しているのですが、待合室が混んでいっぱいになることもありました。

年間を通しては、夏は空いていて冬は混む傾向にあります。

冬は風邪などが流行る時期なので、忙しさも季節によって違ってきます。

 

問診票

皆さんも初めて行った薬局で問診票を書くことがあると思います。

問診票は、中には書きたくないと断る方もいました。

理由は様々ですが、具合が悪くて書けなかったり、連絡先を書きたくないという理由もあるようです。

この問診票ですが、実は義務的なものではないことを知っていましたか?

実は私も薬局で働き始めて知ったのですが、書いてもらいたいけど無理に書かせる必要はないそうです。

 

何かアレルギーなどがあるかどうかは、口頭で薬剤師さんが聞いていきます。

薬剤師さんも必ず確認している項目ですが、既往歴があったり食べ物や薬剤にアレルギーがある場合かかりつけ薬局にする場合も書いておいたほうが安心ということになります。

 

私が働いていた薬局では、薬剤師さんが薬の説明をしながら会計もしていました。

なので、処方箋を受け取って会計を出してから領収書を発行するまでが医療事務の仕事になります。

レセプトは、私の場合パート勤務だったので薬剤師さんが中心になってレセプトの業務も行っていました。

 

その他の業務

こちらも細かいことになりますが、開局や閉局の準備や調剤室や待合室の掃除などもします。

患者さんのいない空いている時間もあるので、その時は薬品伝票の入力や軟膏などを入れる空き容器の補充などもしておきます。

 

仕事内容の違い

ここまでご紹介してきましたが、病院と薬局では仕事の内容に違いがあると思いませんでしたか?

医療事務としての処方箋の入力をするという基本的な部分は同じですが、仕事の幅に違いがあります。

仕事の幅

病院では、受付の他に電話対応や院内放送、お茶出し、来客時の対応など多岐に渡っています。

もちろん大きな病院などは、担当科ごとに分かれていて、受付や会計、電話対応などは別になっていることも多いです。

薬局の仕事では、どちらかというとパソコン入力がメインになっている印象があります。

 

勤務時間

病院では勤務時間が決まっていましたが、薬局では混雑状況によって夜間の場合は時間が延長されることもあります。

パート勤務の私はいつもというわけではなく、たまに延長するくらいでした。

ドラッグストアが併設されていたのもあり、薬剤師さんは21時頃まで働くこともあるみたいです。

 

給料

私の場合では、金額的な面では病院の方が安定性がありました。

薬局の場合はパート勤務だったので、収入が少ないのは当たり前ですが、正社員で働くとなると一般的な病院の給料と同じくらいではないかと思います。

 

制服

制服は、病院の場合は決められたベストとスカートの制服に着替える必要があります。

中に着る白いブラウスは自前だったので、1週間分の長袖と半袖を用意していました。

アイロンが面倒だったので、形態記憶シャツも何枚か取り入れていました。

 

薬局の場合は、私服の上に白衣を着ていました。

白ではなく薄いピンクの白衣でしたが、薬局によってはベストとスカートだったり、ブルーの白衣だったりするようです。

 

クレーム件数

病院と薬局で働いた時に思ったことは、クレームの件数の違いでした。

もちろんそれぞれの病院や薬局によって違いますが、病院よりも薬局で働いていた時の方がクレームが少なかったです。

ただ、病院でのクレーム対応は窓口を担当する医療事務がしていましたが、薬局では薬剤師さんが薬の受け渡しをしながらクレーム対応もしていたので、余計に少なく感じているのかもしれません。

 

人間関係

こればかりはその職場で働いてみないと分からないというのが本当のところです。

私はもう1ヶ所、とある病院で働いたことがあるのですが、そこは1ヵ月と持ちませんでした。

仕事が忙しいのはもちろんですが、毎日のように残業があり、定時で帰れることはほとんどありませんでした。

 

そして、人間関係がというか私に厳しい職場でした。

教えたことは1度しか教えない、分からないことを聞いても2度目は教えてもらえず、自分で何とかするしかありませんでした。

周りの人たちも忙し過ぎて余裕がないのか、何かを質問できる雰囲気ではありませんでした。

私自身は気づけなかったのですが、みるみる痩せてきたようで、母親が心配する程でした。

 

結局、その職場は辞めることになりました。

辞めない方が良いと言う人も周りにいたのですが、もう続けられませんでしたね。

でも、自分には合わない職場というのもあるので、自分の体を壊す前にその場を去るという選択も必要なのではないかと私は思います。

私はその前に働いていた病院やその後に働いた薬局で長く働くことができたので、自分に合った職場が必ず見つかると思っています。

 

終わりに

病院と薬局での医療事務の仕事の違いをご説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

どちらも忙しい期間や時間帯というのはありますが、私が働いていた病院や薬局でも結婚して子どもがいる方が沢山働いていました。

医療事務の良いところは、正社員としてもパートとしても働けることです。

 

女性は特に結婚などで環境が変わりやすいので、家のことを重視したい場合はパートとしても働くことができます。

働き方が選びやすいというのも医療事務の仕事の特徴ではないかと思います。

繰り返しになりますが、ここで紹介した内容が全てに当てはまるわけではありませんが、医療事務に興味のある方に少しでも仕事内容や雰囲気をお伝えすることができたら嬉しいです。

医療事務の資格について詳しくは、こちらをご覧ください≫医療事務で働くには資格は必要?資格はどうすれば取れる?

 

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